2017.6.20
髪の寄付「ヘアドネーション」
堺市北区白鷺 金岡町にある美容室ヘアーズガーデンニコの西村涼子です。
私事ですが、髪がのびたね〜って声をかけてくださることが あります。
先々月に久しぶりに、髪をカットとパーマをあてましたが、その前に切ったのは、去年の夏頃。
とにかく 髪を伸ばしたくて、放置されてます。
伸ばす理由は ヘアドネーションと言って、髪を寄付する為です。
寄付する為には、髪の長さは 30センチ程いるので、たぶん、あと、2年くらいは 放置する予定です。
寄付された髪は、病気でウィッグがいる子供達のために ボランティアで提供されています。
私の後輩で、病気でウィッグが必要になった時の話です。
高校時代の後輩で、久しぶりに連絡がとれて 嬉しかったのもつかの間。
お互いの近況を話してるときに病気の事をききました。
治療の為、ウィッグが必要になること。
その前に 髪を私に切って欲しいと。
昔、ちがう方ですが、同じように 頼まれて、病院まで切りに行ったことがありました。
その方は、壮絶な治療の末、今も 元気に過ごされています。
その方の後日談で、いろいろ話しを聞いていたので、参考になることを話しながら、後輩の髪をカット。
もし、そんな方がいて、参考になれば良いんですが、、、。
薬の影響で 抜けて行くときにしていた事だそうです。
黒のタオルを頭に巻いて、ビニールキャップをかぶるのをしてました。
枕も黒タオルを巻く。
抜け落ちる髪の量がすごい為、視覚的に まいってしまうそうで、そうすると少しマシなんだそうです。
先に髪を短めに切っていても やはり すごい量だと予想はできます。
美容室で ちょっと切っただけで ちりとりに山盛りになってる事はよくありますから。
その範疇はこえるから、もっともっともっと すいといてあげれば良かったと 思いました。
そして、ウィッグが必要となっても、病院にパンフレットはあるだけで、どうすればいいのか、途方にくれたそうです。
いざ、作ってくれる美容室に行くのも、治療をしてる最中です。
風邪をひいて、高熱がでてるときに 美容室なんかいけませんよね。
もちろんそれ以上に しんどい状況で、ウィッグをあわせにいったそうです。
それも、遠方まで、何回か 足を運んで。
そして、ウィッグは かなり高額。
病気の治療には 身体、心、金銭、家族、仕事、、、たくさんの負担とたくさんの人の支えが いる中 行われている事をしりました。
そして、それ以上のなんとも言えない 不安の中。
髪どころではないけど、やっぱり 大切なんです。
ヘアスタイルって。
髪は女の命って言うけど、その通りです。
後輩も、人毛の ウィッグを ずっとしてましたが、似合ってましたし、自然なので、ゆわれないとわからないくらい。
いろんな方に ほめてもらえたそうです。
しかも、そのウイッグは、完治された方から、譲っていただいたウイッグ。
病院に、髪を切りに行かせていただいたご縁から、今にいたるまで。
完治された方とは、お付き合いいただいていて、厚かましくも ウイッグをいただけないか 頼んだら 快く了承してくれたんです。
しかも、その足で、私の所まで、車で1時間以上かかるのに、仕事終わりの遅い時間にわざわざ 届けてくれたんです。
完治された方からのウイッグってゆうだけで 縁起良くてありがたいのに、そんな 気持ちで届けてくれたら、ものすごく大きな力で支えられてる気持ちになりますよね。
私達ができることは、まずは 神頼みでしたけど、なんかね、、、。
目に見えない なにかにすがるおもいでしたから。
なんかね、、、。
そんな時だったので、神様が舞い降りてくださったような。
ヘアドネーションをしようと思ったのも、そんな経験をして いろいろ 思うことがあったから。
後輩にウイッグを譲ってくれた方のように。
できることは それだけなんですが、、、。
支えになってくれたらってゆうのもおしつけがましいし、なんて言っていいのかわかりませんが、、、。
当たり前が当たり前ではなくて、それを受け入れないといけない状況、、、。
子供でも そうやって 病気に向きあって過ごしている子はたくさんいるそうです。
お客様からも 髪の寄付をいただいております。
なんだか、温かい気持ちになります。
神様にとどきますように。
ヘアスタイルの 力を知っている美容師だからこそ、ヘアドネーション とゆう活動に 協力していこうと思います。